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急性期病院からの「退院」に納得しない患者さん・ご家族を説得するための3ステップ

   

特にご高齢の方に多いのですが、急性期病院から退院する際、「こんな状態で帰すのか?」と言われることがあります。

たとえば肺炎で入院した場合、肺炎の治療は終了しても、「1人でトイレにも行けないのに」「寝たきりのまま帰されても困る。せめて、もう少しリハビリさせてくれ」といったことを言われるわけです。

ご家族の受け入れが困難な場合、このようなことを言われるわけですが、1ヶ月以上の入院が困難な急性期病院ですと、なかなかそのまま入院し続けることはできません。

ドクターがしっかりと説得してくれれば問題ないのですが、そうしたことをソーシャルワーカーや看護師に丸投げされてしまうこともあります。そこで今回は、急性期病院からの「退院」をどう説得するかについて書いてみたいと思います。

1) 退院後に困ることを傾聴

まず、「病院は急性期、慢性期で役割が・・・」などと説明しても、ご家族やご本人は聞いてはくれません。しっかりとまずは、退院後に困ることを傾聴しましょう。

「歩けない」「自宅に住んでいて、同居は困難」など、患者さんがどのような生活を送っているのか、今後、退院して困ることを聞いておき、それに沿ってどのような退院プランを提案するか、考えてみましょう。

2) 退院後のプランを提示

退院を困難にしている理由を聞いた上で、「ご自宅に帰るのが困難な場合、回復期リハビリテーション病院や、療養型病院、介護施設に入院・転院する方法があります」といったプランを提示します。

そこで、「私どもの病院は、急性期病院で、命に関わる重大な病気を治すのが目的の病院です。そうした病気が治った場合、退院が原則となりますが、帰宅が困難な場合は、リハビリや療養を目的とした病院をご紹介することができます」と切り出すと、説明をご理解いただけると思います。

3) 行き先決定のアシスト

あらかじめ、ドクターやソーシャルワーカーと連携をとり、どのような病院が望ましいのか、その理由などについて情報を仕入れておきましょう。

その上で、「自宅にお近くの病院なら、こちらがおすすめです」などと、行き先決定のアシストを行います。そもそも、ご本人・ご家族は退院を望まれていないのですから、しっかりとアシストしませんと、なかなか決まりません。転院先を決定するまでは、しっかりと後押ししましょう。

以上です。
望まないことをしなければならない、嫌な仕事とお思いかもしれませんが、これも病院の収益を上げるために必要なことです。転院・退院は前提のこととして、その中で最良の選択ができるよう、サポートしているのだとお考えいただければと思います。

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